こんにちは!今回は気象予報士試験 第62回 実技1 問5を解説します!
記述式問題は以下の項目でカテゴリー分けします。
実技試験記述5型
基本セット:どこで(場所・高さ・時刻)+ なぜ(原因・背景場)+ 何が起きている(現象)
- 分布型:「A側では ○○ であり、一方 B側では △△ となっている。」
- 時間変化型:「◯時には A であったが、△時には B となり、A から B へと変化した。」
- メカニズム型:「〜ため、□□が強まり、その結果△△となる。」
- リスク型:「〜ため、◯◯のおそれがあり、△△への注意(警戒)が必要である。」
- 構造型:「◯◯付近の ◇◇hPa で気温減率が小さい安定層の上端となっており、ここが前線面に対応する。」
こちらの記事を参考⇒【実技試験講義No.1】気象予報士試験実技試験記述5型 – 独学資格塾
(1)解説
◇模範解答
志摩市: エ (大雨注意報)
南伊勢町: ウ (大雨警報(土砂災害))
大紀町: イ・ウ (土砂災害警戒情報、および大雨警報(土砂災害))
◇解説

(出典:気象庁HPより)
問5では、図14に示された土砂キキクル(リアルタイム土砂災害危険度分布)の状況を踏まえ、三重県の志摩市・南伊勢町・大紀町に対して発表されると見込まれる土砂災害に関する防災気象情報を選ぶ問題でした。具体的には、与えられた下枠の選択肢(ア〜エ)から各自治体に対応する情報を選択します。また、「着目した特徴」としてそれを判断する根拠となるポイントを述べる必要がありました。
図14では、各市町の土砂災害危険度が色分けで示されています。「警戒レベル」に対応した色を見ると、志摩市は全域が黄色(注意)になっており、これは警戒レベル2相当の危険度です。警戒レベル2に対応する防災気象情報は「大雨注意報へ切り替える可能性が高い注意報」つまり「大雨注意報」となります。選択肢で「エ」が大雨注意報**でしたので、志摩市=エが正解です。志摩市について着目すべき特徴は、市域全体が警戒レベル2相当であった点です。危険度分布が黄色止まり(オレンジ以上なし)であることから、注意報レベルの情報が該当すると判断できます。
南伊勢町は、大部分が橙色(警戒)で示されており、警戒レベル3相当の危険度となっていました。警戒レベル3に対応する防災気象情報は「警報級」に相当し、具体的には大雨警報や洪水警報が該当します。設問は土砂災害に関する情報を問うているため、「大雨警報(土砂災害)」が適切です。選択肢「ウ」が大雨警報(土砂災害)でしたので、南伊勢町=ウとなります。南伊勢町の危険度分布はほぼ橙色一色であり、一部に黄色も含まれる程度です。紫色(レベル4相当)は見られません。このことからレベル3相当の情報(警報)が該当し、さらに土砂災害に関するものとして大雨警報(土砂)を選択するのが妥当と判断できます。
大紀町は、南伊勢町と同様に町域の大部分が橙色(警戒)ですが、異なるのは町内の一部に紫色(非常に危険)が含まれている点です。紫色は警戒レベル4相当で、これは土砂災害の危険度が極めて高い状態、すなわち土砂災害警戒情報(いわゆる「キキクル:レベル4情報」)の発表レベルです。したがって大紀町では、橙色部分に対応する大雨警報(土砂災害)に加えて、紫色部分に対応する土砂災害警戒情報も発表されると見込まれます。選択肢で「イ」が土砂災害警戒情報でしたので、大紀町=イ、ウの両方を回答します。この場合、両方選ぶ必要があることは問題文中に「…を選べ(複数選択可)」のような指示があったはずです。大紀町に関して着目したのは、「一部に紫色の極めて危険な領域が含まれていた」という点です。これが南伊勢町との違いであり、追加の防災気象情報(土砂災害警戒情報)の必要性を示唆しました。紫色の領域は警戒レベル4(避難指示相当)に当たりますので、土砂災害警戒情報が発表され、市町村は住民避難を呼びかける状況になります。
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